ダイヤモンドとカット

ダイヤモンドと人類の歴史は、紀元前4世紀ごろのインドに遡ります。旧約聖書にもダイヤモンドの名が記されているとされています。ダイヤモンドが市場で占めるシェアは大きなものですが、宝石を使う歴史の中で、このような地位を占めるようになったのは、比較的浅く、数百年程度の歴史しかありません。

ブリリアントカットダイヤモンドは原石のままだと、それほど光らないため、色の美しいエメラルドやルビー、サファイアなどのカラーストーンの方が重視されていました。しかし、地球上で最も硬い物質といわれるダイヤモンドを研磨する方法が見つかり、ダイヤモンドのもつ輝きを最高度に発揮するブリリアントカットが発明されて以来、ダイヤモンドは宝石の頂点に君臨するようになりました。

最も一般的なダイヤモンドのカットスタイルは、ブリリアントカットです。中心部からガードルに向けて放射状にカットする形式で、上部を円形にした、ラウンドシェイプ・ブリリアントカットは定番中の定番です。研磨部分が多いため、原石の半分ほどに完成品はなってしまいます。しかしブリリアントカットは、ダイヤモンドが持つ本来の輝きと透明度を最大限に引き出せるスタイルとして、人気があり、今では定番のカットスタイルになりました。

ダイヤモンドとカラット

カラットダイヤモンドの品質を測る指標として、一般的に4つのCで評価されます。米国宝石学会の品質評価国際基準に基づいた4Cがあります。4Cのなかでダイヤモンドの大きさを表すカラットは、その違いが見た目で最も分かりやすい基準です。カラットとは、サイズの単位ではなくダイヤモンドをはじめとして多くの宝石の重さを表す単位です。1カラットは0.2グラムで、ctで表記されます。重くなるほど希少性は高く、外観としてサイズも大きくなります。

ダイヤモンドを選ぶ指標としてカラットが重要とされる理由は、大きさがダイヤモンドの存在価値を最もイメージしやすいからです。大きい方が、同品質であれば輝きと存在感が強く感じられます。一般的にダイヤモンドの評価をする際に、真っ先に言われるのがカラットではないでしょうか。指輪をご購入した後に、友人や両親に購入したダイヤモンドのカラットを聞かれることがあるかもしれません。しかしクラリティやカラーなど専門的なことまでを聞かれることはほとんどありません。

女性は年齢を重ねると、指にも小じわが増えて関節も太くなり、手が大きくなると言われています。そのため、今は丁度いい大きさだと思う婚約指輪のダイヤモンドでも、年齢を重ねるごとに次第に小さく感じ、指輪が手に合わないように感じてしまうこともあります。大きめのカラットであれば、最初はちょっと目立ってしまっても、年齢を重ねるごとになじんできます。

婚約指輪を選ぶ基準

誓いのエンゲージリング人生の節目となる結婚。その約束の証として贈る婚約指輪。これからの生涯をともにする誓いのエンゲージリングは、心の底から納得のいくものを選びたいものです。よく芸能人が婚約会見等でみせる大きくハイグレードのダイヤモンドは憧れますが、高いものでは家が買えるような非常に高価な買い物です。大切なのは、多種多様なダイヤモンドの中から、ふたりに最もふさわしいダイヤモンドの婚約指輪を選ぶことです。

まずはダイヤモンドそのものの品質ですが、一般的に4つのCで評価されます。世界中でダイヤモンドの品質を評価する基準として、米国宝石学会の品質評価国際基準に基づいた”4C”があります。4Cとは、輝きを表すカット、次に重さを表すカラット黄ばみ具合を表すカラー石の透明度を表すクラリティの4つの要素のコンビネーションで評価します。

では実際の選び方ですが、見た目で一番わかりやすく、自分でもダイヤモンドの魅力を楽しむことができるのは、輝きを表すカットと大きさの目安となるカラットです。まずはカラットを優先して見た目にも大きなダイヤモンドを選びます。そして同じカラットの中から、より輝きが美しいカットの質の良いダイヤモンドを選びます。